戸田市の
財政事情
一般会計の平成28年度決
算は、歳入(収入済額)が501
億4,516万42円(前年度比
0.82%減)で、収入率(収入
済額 予算額)は99.5%で
した。一方、歳出(支出済額)
は475億9,088万4,805円
(前年度比1.58%減)で、執
行率(支出済額 予算額)は
94.4%でした。
繰越金
22億489万2千円
市債
18億6,340万円
地方消費税交付金
20億7,488万3千円
県支出金
25億8,449万1千円
負担したお金
(市税)
201,982
円
(昨年度205,012円)
市からの
公共サービス
345,392
円
(昨年度356,147円)
借金の残額
176,250
円
(昨年度181,375円)
TODA
市では、年2回、財政状況の公表を行っていま
す。今回は、平成28年度決算および平成29
年度上半期の状況についてお知らせします。
平成28年度の決算は、限られた財源を有効
的に各事業に配分し、経費全般について削減を
図りながら、計画的・効率的な予算執行に努め、
次のとおりになりました。
問い合わせ 財政課(内線415)
戸田市の財政案内人 「おさいふくん」
平成28年度決算の状況
※市民一人当たりの歳出額は、平成28年度の決算額を、 平成29年4月1日現在人口(137,788人)で割った金額です
平成28年度一般会計決算 額を市民一人当たりに換算し た場合、次のようになります。 なお、負担したお金(市税) と市からの公共サービスと の差額については、国・県か らの支出金収入や競艇事業 収益配分金などの税以外の 収入が充てられています。
■平成29年4月1日現在人口
…
137,788人
(昨年度135,776人)
国庫支出金
87億570万1千円
市税
278億3,075万4千円
民生費
224億6,232万2千円
○生活保護扶助費
47億1,886万4千円
○高齢者福祉事業など
18億4,221万7千円
○民間保育所事業など
26億5,080万8千円
○こども医療費支給事業
7億1,235万6千円
公債費
24億3,670万9千円
消防費
13億9,888万9千円
その他の歳出
31億9,377万1千円
土木費
48億3,106万2千円
○道路・橋りょう整備事業
4億1,160万9千円
○河川整備
4億2,130万8千円
総務費
49億7,607万8千円
○コミュニティバス運行事業
9,713万円
○防犯対策事業
8,264万7千円
教育費
49億604万7千円
○小・中学校維持管理事業
15億34万8千円
○学校給食事業
11億5,957万3千円
○私立幼稚園助成事業
3億5,287万1千円
衛生費
33億8,600万7千円
○ごみ・し尿処理事業
14億9,164万8千円
諸収入
18億4,848万3千円
繰入金
5億379万9千円
その他の歳入
25億2,875万7千円
歳入合計
501
億
4,516
万円
歳出合計
475
億
9,088
万
5
千円
○公園整備・緑化対策
6億1,463万9千円
市では、平成 28 年 10 月に「待機児童緊急対策アクションプ
ラン」を策定し、平成 31 年 4 月までに約 1,200 人分の定員を
拡大するなど、待機児童を解消することを目標に掲げています。
このプランに基づき、平成 29 年 4 月には約 240 人分の定員の
拡大を実施しました。今後もさらなる定員拡大を図るとともに、
不足している保育士の緊急確保も推進していきます。
「彩の国アーバンアクア広場計画」および「戸田市荒川処理セン
ター上部利用計画」に基づき、荒川水循環センター上部に公園を整
備しています。平成 28 年度は、公園管理棟の設計のほか、第 3 期
整備工事として自然観察林の整備、東屋・パーゴラ(日陰棚)など
の設置を行いました。
歩行者・自転車・自動車の3者それぞ
れの安全性と円滑性を高めるため、歩道、
自転車レーンの整備を行いました。
■
荒川水循環センター上部利用計画事業…
8,600
万
5
千円
■
歩行者自転車道路整備事業…
5,030
万円
国民健康保険
146億 8,586万 6千円
145億 8,697万 2千円
139億 1,977万 8千円
中小企業従業員退職金等福祉共済事業
3億 4,724万 7千円
1億 4,526万 9千円
1億 4,253万 千円
市民医療センター
7億 1,862万 2千円
7億 3,404万 6千円
6億 5,767万 7千円
交通災害共済事業
924万 1千円
867万 4千円
613万 5千円
海外留学奨学事業
887万 5千円
307万 千円
303万 6千円
火災共済事業
403万 1千円
284万 1千円
161万 5千円
介護老人保健施設事業
7億 329万 3千円
6億 8,275万 1千円
6億 3,167万 5千円
新曽第一土地区画整理事業
11億 3,180万 7千円
11億 2,799万 3千円
8億 4,246万 8千円
介護保険
59億 348万 7千円
58億 6,050万 4千円
56億 3,686万 2千円
新曽第二土地区画整理事業
11億 7,809万 9千円
11億 9,903万 千円
10億 2,167万 8千円
後期高齢者医療
10億 1,480万 7千円
9億 8,174万 7千円
9億 7,384万 6千円
在宅介護支援事業
1億 4,825万 9千円
1億 3,096万 5千円
1億 1,100万 9千円
合計
258億 5,363万 4千円
254億 6,386万 2千円
239億 4,830万 9千円
※収入額には一般会計からの繰入金も含まれています
①実質赤字比率
普通会計に相当する一般会計および特別会計の赤字の
程度を示し、資金繰りの深刻度を示す比率
(
黒字
—
)
11.87%
②連結実質赤字比率
水道事業など、市の全ての会計の資金繰りの深刻度を示
す比率
(
黒字
—
)
16.87%
③実質公債費比率
一般会計などが負担する借入金返済額を指標化したも
の。この比率が高いと各年度の財政運営が厳しくなる。
3.8%
25.0%
④将来負担比率
市の借入金など、財政負担の残高を指標化したもの。こ
の比率が高いほど、将来的な財政負担が高くなる。
40.4%
350.0%
会 計
4 つ の 財 政 指 標
予 算 現 額
支 出 済 額
早期健全化基準(戸田市)
収 入 済 額
戸田市の財政指標
平成28年度決算において算出した財政指標は、
①、②は黒字、③、④は基準値を下回っており、いずれも「健全段階」にあります。
平成28年度 特別会計決算額
平成28年度に行われた主な事業
財政指標
■
待機児童緊急対策事業…
2
億
8,433
万
4
千円
上下水道事業は、皆さんからお支払いいただいた水
道料金および下水道使用料をもとに、事業運営に必要
な経費をまかなう「独立採算制」を原則に経営を行って
います。
問い合わせ 上下水道経営課
✆
229-4606
平成29年度上半期
上下水道事業会計財政事情
(平成29年9月30日現在)
平成28年度
戸田市土地開発公社の決算
平成29年度上半期
歳入歳出執行状況
平成29年度上半期は、社会保障関係経費が高い水準で推移してい
ることなどにより、依然として厳しい財政状況にあります。このような状
況下で計画された諸事業については、引き続き経費の節減を図りなが
ら効率的に実施するよう努めており、一般会計・特別会計ともおおむね
計画どおりに推移しています。
市債は、市民の皆さんが長期間使用する公共施設を整備するた め、一時的な財政負担とせず、長期にわたり借り入れる資金です。 資金を長期的に借り入れることで、世代間の財政負担の公平性を 図り、計画的な施設の整備を行うことが可能になります。
一般会計 231億 7,293万 2千円 16万8千178円 市民医療センター 12億 8,058万 7千円 9千294円 介護老人保健施設事業 25億 3,118万 6千円 1万8千370円 新曽第一、第二土地区画
整理事業 10億 5,577万 4千円 7千662円 合計 280億 4,047万 9千円 20万3千504円 平成29年度9月末現在 市民1人当たり
資産(現金・水道施設など)(水道事業) 194億4,617万3千円 借入金残高(企業債)(水道事業) 42億1,538万1千円 資産(現金・下水道施設など)(下水道事業) 227億2,180万8千円 借入金残高(企業債)(下水道事業) 82億7,155万3千円
合計額
■資産および借入金残高
■
平成28年度
貸借対照表
(平成29年3月31日)
■
平成28年度損益計算書
(平成28年4月1日∼平成29年3月31日)市債残高
基金は、特定の目的のために資金を積み立てたり、定額の資金を 運用したりするために設置されるもので、主な基金の残高は以下 のとおりです。
財政調整基金 37億4,931万2千円 46億 7,818万 3千円 都市開発基金 8億8,908万9千円 12億 8,859万 1千円 公共施設等整備基金 18億5,111万8千円 18億 5,057万 3千円 環境対策基金 2億1,425万1千円 2億 731万 4千円 平成29年度9月末現在 平成29年3月末現在
■財産を維持し、資金を積み立てるために設置された基金
まちづくり土地開発基金 26億2,406万4千円 26億2,407万 千円 平成29年度9月末現在 平成29年3月末現在
■定額の資金を運用するために設置された基金
主な基金の現在高
一般会計 508億 4,202万 7千円 50.2 37.0国民健康保険 147億 96万 千円 45.5 43.3 中小企業従業員退職金等
福祉共済事業 10億 4,284万 9千円 14.1 13.7 市民医療センター 7億 9,245万 2千円 42.8 39.2 交通災害共済事業 652万 1千円 123.6 16.1 海外留学奨学事業 1,079万 1千円 36.2 13.0 火災共済事業 270万 1千円 98.8 0.8 介護老人保健施設事業 7億 2,275万 8千円 42.6 37.7 新曽第一土地区画整理事業 16億 1,373万 2千円 20.3 16.0 介護保険 62億 4,314万 8千円 43.2 37.7 新曽第二土地区画整理事業 5億 2,007万 千円 44.7 31.0 後期高齢者医療 10億 4,841万 5千円 33.1 26.6 在宅介護支援事業 1億 4,038万 5千円 44.5 29.0 特別会計合計 268億 4,478万 2千円 41.6 38.0 合計 776億 8,680万 9千円 47.2 37.3
特
別
会
計
区分 予算現額 収入率(%) 執行率(%)
会計別予算執行状況
■市有地
1,289,622.86
㎡
■
建物
283,903.14
㎡
■
基金等残高
109
億
7,786
万
6
千円
(平成29年9月30日現在)
市の
財産
※市民1人当たりの額は、市債残高を平成29年4月1日現在 人口( 137,788人)で割った金額です
※資本的収支執行額の不足額は、水道料金および下水道使用料などの収入で生じた利益の 積立金などで補てんされます
項目
1.流動資産 57億9,369万8千円 (1)現金および預金 1億1,380万5千円 (2)公有用地 56億7,989万3千円 2.固定資産 21万2千円 (1)有形固定資産 15万2千円 ・車両運搬具 10万9千円 ・器具および備品 4万3千円 (2)投資その他の資産 6万 千円 ・出資金 6万 千円 資産合計 57億9,391万 千円 資産の部
1.事業収益 13億4,815万3千円 (1)公有地取得事業収益 13億3,988万5千円 (2)附帯等事業収益 826万8千円 2.事業原価 13億3,988万5千円 (1)公有地取得事業原価 13億3,988万5千円 (2)附帯等事業原価 0千円 事業総利益 826万8千円 3.販売費および一般管理費 146万6千円
事業利益 680万2千円
4.事業外収益 1,088万 千円
(1)受取利息 9千円
(2)受取配当金 2千円
(3)雑収益 1,086万9千円 5.事業外費用 1,083万4千円 (1)支払利息 1,083万4千円
経常利益 684万8千円
6.特別損失 0千円
(1)固定資産売却損 0千円 当期純利益 684万8千円 1.流動負債 35億5,999万9千円
(1)未払金 762万 千円 (2)短期借入金 35億5,237万9千円 2.固定負債 21億2,751万4千円 (1)長期借入金 21億2,751万4千円 負債合計 56億8,751万3千円 負債の部
1.資本金 500万 千円 (1)基本財産 500万 千円 2.準備金 1億 139万7千円 (1)前期繰越準備金 9,454万9千円 (2)当期純利益 684万8千円 資本合計 1億 639万7千円 資本の部
負債および資本合計 57億9,391万 千円
収入(水道事業) 25億 2,168万2千円 11億8,292万9千円 46.9% 支出(水道事業) 25億 11万2千円 6億4,801万4千円 25.9% 収入(下水道事業) 26億 8,156万5千円 10億6,558万1千円 39.7% 支出(下水道事業) 25億 3,722万4千円 3億8,636万9千円 15.2%
執行額
区分 予算現額
■収益的収入および支出
執行率
収入(水道事業) 1億 6,782万2千円 0千円 0.0% 支出(水道事業) 18億 698万1千円 2億5,556万6千円 14.1% 収入(下水道事業) 9億 2,929万8千円 3,198万5千円 3.4% 支出(下水道事業) 16億 8,748万4千円 3億6,347万6千円 21.5%
執行額
区分 予算現額
■資本的収入および支出
執行率
特
別
会
計